【第56回例会】スペースポート紀伊と共に和歌山経済圏を広げよう

・日時:2023年6月2日(金)19時00分~(18時30分開場)
・場所:common cafe 丸の内センタービル店
    東京都千代田区丸の内1-2-1 丸の内センタービルディング1F

【講演者】金岡充晃氏

 プロフィール:日本大学大学院で機械工学の修士号を取得、文部省宇宙科学研究所 特別共同利用研究員(現在のJAXA/ISAS)にて人工衛星の構造解析を研究していた。2001年にシー・ス・ピー・ジャパン入社。高分解能衛星の技術調査、準天頂衛星システムの市場及び技術調査、人工衛星の不具合調査、空中発射システムの技術調査、商業打上法やリモセン法の調査業務等を実施。2015年からは小型合成開口レーダ衛星の研究開発支援と事業化、小型ロケット打上事業の事業化に取り組み、Synspective社の設立にも関与している。宇宙旅客輸送推進協議会(SLA)プロボノメンバー。。

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和歌山県は串本町で、まもなく打ち上げられる「カイロスロケット」。ロケットの打上における宇宙産業の裾野は広く、観光産業のみならず、テック系産業や教育産業などへ波及し、和歌山県の魅力をより高める可能性を秘めています。世界の宇宙産業全体の市場規模は、約40兆円。宇宙産業のバリューチェーンにおいて商用市場はますます増えると予想されています。

世界で最も経済的に成功しているアメリカのケネディ宇宙センターでは、発射関連事業に1万2千人の雇用が生まれている。また観光客向けの施設も充実し年間170万人が訪問しているというデータもある。規模は違うが、海・山・川が豊富で世界遺産もある和歌山県のロケット射場は、NASAなど海外射場と比較して素晴らしく、新たなビジネス創出の可能性を秘めています。ちなみに、ケネディ宇宙センターが、1ドル使うとフロリダ州内で、1.82ドルの消費が生まれ、年間36.4億ドルもの州内消費となっている。和歌山県エリアでの経済循環を構築できれば大きなプラスになります。


今後の世界の流れは、環境・社会・ガバナンスを基準にしたESD思考が標準化される。もはや自分だけ儲ければいいという思考では成長は望めない流れの中、脱炭素を目指し宇宙インフラ経済圏をスペースポート紀伊で創造していく。

今回の講演では宇宙産業で活躍する金岡氏に今後の和歌山発展の引き金になるポイントを世界との比較の中でとてもわかりやすくご紹介して頂きました。
和歌山県で始まる宇宙時代の未来予想図をみなさんと共有できてとても楽しい講演となりました。次回もお会いできるのを楽しみにしております。(文責:中川貴照)

【例会・懇親会の模様】

【和歌山・お知らせコーナー】

【和歌山県立メディア・アートホール トリオコンサート】
https://drive.google.com/file/d
和歌山県後援のコンサートを和歌山県立図書館2階のメディアアートホールにて開催します。ご興味ある方やお近くの方はぜひご友人などお誘い合ってご参加ください。

【ロッテ本拠で「紀州梅ナイター」】
https://www.asahi.com/articles/ASR5Y7F5XR5VPXLB00H.html?ref=smartnews
和歌山にゆかりがある選手がいるプロ野球・千葉ロッテマリーンズの本拠でウメ産地日本一をPR。JA紀州や和歌山県田辺市は、6月9日にZOZOマリンスタジアムであるナイター試合でイベントを開きます。

【初夏を感じる「和歌山県産南高梅&新しょうがフェア」】
https://www.jacom.or.jp/noukyo/news/2023/05/230526-66879.php
JA全農は5月29日~6月13日、JAグループ和歌山の『ココ・カラ。和歌山』とのコラボレーション企画として和歌山から初夏の爽やかな香りを届ける「南高梅&新しょうがフェア」を、東京、愛知、大阪の全農グループ飲食4店舗で開催。

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