第23回 紀友会例会

【基調講演レポート】

和歌山にゆかりのある人々が集う紀友会の第23回例会では、健康志向の高まる我が国において、和歌山で高い健康意識を持った生産者たちと、それを食するわれわれを熱い想いを持って繋げようと青山で「たまな食堂」を経営している飯島さんのお話を伺い、有意義な時間を会員の皆さまと過ごしました。

【講演】
ひとと大地をすこやかに ~皆さん、実はすごい和歌山食材を食べていますか?」
をテーマに、クオリティライフ株式会社 代表取締役社長 飯島邦夫(いいじまくにお)氏にお話しを頂きました。

和歌山の無農薬栽培や有機栽培で育てられたナチュラルフード(自然食)を取り扱い、食育をテーマとして精力的に活動をされています。クオリティライフでは、食育を通じて和歌山の自然な食材を取り扱うことで、農業や水産業といった多くの1次産業の支援や活性化に取り組まれています。
東京の南青山には、有機野菜や玄米といったナチュラルフードを使った「たまな食堂」をオープンさせ、「食堂」だけでなく、食育をテーマにした料理教室を開催し、「自然なものをいかに自然なままで、美味しく食べるか」を実践しレッスンされていらっしゃいます。

無農薬野菜や有機野菜は、農家さんの手間ひまがかかってしまう為、普段のスーパーなどで買っている野菜よりはどうしてもお値段が高くなってしまいます。そのため通常の流通で取り扱うことは難しいのですが、そういった課題をネット販売などうまく取り入れて、きちんとビジネスに仕立て上げることも農家や消費者にとっても、大切な活動です、とお話しされていました。

自然に近い育て方である無農薬農法や有機農法を行うことで、大地も強くなっていくとされ、そこで育って採れる野菜は、体にも良く、健康的で体も強くなると言われています。

一般的なイメージとして自然食、オーガニックな料理は、薄味だったり、物足りなさがあるようですが、「たまな食堂」では美味しく、満足して食べてもらえるように工夫しています。また、自然食の食材も直接の販売をして、多くの方に、お店だけでなく家庭でも自然食で料理を作って食べてもらっています。
その活動を通じて、自然食が家庭にも広がり、育てている農家さんも豊かになってゆく、といった素晴らしい活動をされています。
飯島社長ご自身も、自然食を食べて体内から健康になる「玄米菜食プロジェクト」をされていて、4か月ほどで7kgほど体重が減ったそうです。
まず、食事をとるときに野菜をたくさん食べること。そうすることで、血糖値が急激に上がることが無く、太りにくくなります。もちろん、野菜だけでなく、お肉も食べています。玄米と野菜だけでは、タンパク質がありません。「タンパク質が無いと内臓についている脂肪が燃えないので、カラダの中は痩せないよ」、とお医者さまに言われたことがあるそうです。

お酒は、ビールよりは、焼酎、ウイスキー、ジン、ウォッカといったいわゆる蒸留酒がおすすめです。もちろん、飲みすぎはいけませんが・・・。

和歌山県では、雇用促進事業の一環で、「まるかじり和歌山」といった食育をテーマに情報発信も積極的に行っています。テレビ和歌山と連携したデータ放送や季刊誌フリーペーパーの発行、小学校での料理体験などを通じて、季節にあった食材やそれを使った料理のレシピ、生産者さんとの交流などの情報を発信しています。
また、和歌山で採れる果物を使ったフルーツポンチ「わかやまポンチ」も青山のたまな食堂で提供し、季節に合わせた旬のフルーツを使っています。

「食」を通じて健康な体作りのためにも、様々な取り組みも行っており、
高血圧に良いとされる塩分控えめの「塩麹」を作る教室や、胃腸の調子をよくしてくれる「オリーブオイルと牛蒡」を使ったレシピなど、美味しく食べて満足のいくナチュラルフードを使って健康的な体になってもらえるよう頑張っていらっしゃいます。

今回の例会では、「食育」を通じて、地域の活性化や健康的な体作りといった幅広いお話を拝聴できました。食材だけでなく、食べ方によっても健康的になるなど新たな気づきがたくさんありました。
ぜひ、わかやまポンチをはじめ和歌山の自然な食材を東京で食べられる「たまな食堂」にご友人と訪れてみて和歌山の自慢をしてもらいたいですね。

スピーチをいただきました飯島さま、お忙しい中、ご快諾いただきまして誠にありがとうございます。

(基調講演レポート中川貴照)

 

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