第21回 紀友会例会

●開催日時: 2011年6月3日(金) 午後6時~9時半

●開催場所:新宿住友ビル47階スカイルーム 東京都新宿区西新宿2-6-1

●参加者 ・個人会員 49名 ・非会員 17名 ・基調講演講師 2名 合計68名

●内容 例会テーマ:和歌山の森から銀座まで ~備長炭をめぐる健康な森といのち~

1. 開催のご挨拶 代表幹事 安田豊

【基調講演レポート】

「和歌山再発見を通じて和歌山を盛り上げよう」を合言葉に 和歌山にゆかりある人々が集う紀友会の第21回 例会では、 備長炭が結ぶ「森」と「人」、「環境」「健康」についてのお話を、 松本貢氏と倉田雅代氏の両名をお招きし、有意義な時間を会員の皆さんとすごしました。

講演 ①松本貢氏「紀州備長炭の魅力とそれを育てる若者たち」

みなべ川森林組合参事である松本貢氏にお話しを頂きました。

日本だけでなく、海外にも有名な和歌山の特産品のひとつ、「備長炭」。元々は、紀南地域ごとに田辺炭などと呼んでいました。

江戸時代の当時、江戸で流行していた「うなぎ屋」に炭を納めていた紀伊国田辺の商人、備中屋長左衛門が、田辺炭とはいわずに、自分の名前である「備中屋長左衛門」の頭文字をとって 「備」「長」「炭」といって販売したことで、「備長炭」が広まりました。

現在の生産地のTOP3は、日高川町、田辺市、みなべ町となり、紀南地域に、炭の原木が広がっています。

昭和60年代までは、燃料としての「炭」の需要は減っていきましたが、その後、健康志向の高まりにより 「店」だけではなく、個人にも受け入れられ、徐々に増加に転じてきました。

備長炭の材料となる、原木林の減少を防ぐため、植林や山作りをしていくことが大切だが、 単に植林だけでは備長炭の育成にはならないと考え、後世に備長炭を残していくためにも、 子供達といっしょに、原木林の保護育成に力をいれていらっしゃいます。

「木を植えるということは、自然の命を手で植えていく。」ということを子供にも実体験してもらっています。

実際に、地元の小学生達は、原木の間伐をし、備長釜に入れるために、非常に堅い木を短く切るなど 備長炭づくりを体験しています。また、食事の準備も子供たち自らが行い、薪割りから、火付け、 調理を自分でやってもらいます。備長炭を焼くと表面温度1200度の高温でかなり熱くて近寄れないなど 貴重な体験を経て、備長炭の魅力を伝えています。

みやべ町には40名ほどの炭焼きをされる人がいて、中には脱サラをしてまで、 備長炭づくりに魅せられた方もいらっしゃいます。

また、備長炭を100%うまく扱える人が、少なくなっているともおしゃってました。

備長炭は、十分に火が通っていない状態で使ってしまうと、痛んでしまうなど扱いには非常に難しい事も お話を聞いて、初めて知ることができ、「備長炭」の奥の深さを感じることができました。

 

講演② 倉田雅代氏「備長炭から見えてくる環境・健康・自然界」

紀州備長炭ショップ 「銀座 掌(たなごころ)」マネージャーで、環境健康学を広める活動を行っている 倉田雅代氏に、「環境」「健康」についてお話を伺いました。

紀州備長炭ショップ 「銀座 掌(たなごころ)」では、備長炭の素晴らしさをさらに健康的な暮らしの中に 活用していただくために、千葉大学が提唱する「医学の面からみた街づくり」プロジェクト)に参加されています。

環境健康学という観点から、予防医学、未病という考え方で、お客様の健康に少しでも役に立てられるよう、 生活環境への高い効果・効能をもつ「備長炭」を活用した健康と環境のグッズを提案しています。

また、「健康」を維持するためには、「内因」=体の中の要因として「免疫力」など体内の環境と 外因であるの住環境や生活習慣で健康的なカラダを作られるともおっしゃっています。

そして、子供のころから、むしろ胎児のころから「健康」を意識して生活をすることが

自分の健康を守ることで大切であることを提唱されています。

普段の生活の中では、どうしてもにおいの原因となる化学物質などアレルギーの原因となるものは 排除できませんが、ちょっとした意識を心がけることで、健康的な生活をおくることが大切であるとおっしゃっています。

化学物質を体内に取り入れてしまう原因の多くは、口の中から入るもので、まずは食べ物に気をつけての生活をしてみるのも重要かもしれません。

掌(たなごころ)」で扱っている備長炭は、 においの原因がシックハウスなど、人体に影響する化学物質を吸着してくれるなどの効果効能があり 昔のように自然だけの生活には戻れないけれども、豊かで健康に生きるためには自分の中で意識をして、 リスクを少しでも軽減することを選んでいくことが大切とも語っておられました。

今回の例会では、 森と水に恵まれた美しい和歌山から生まれた備長炭という産物を、和歌山と東京との視点で、 有意義なお話を拝聴できました。お二方の講演を拝聴することができ、誰もがなじみのある「備長炭」が より深く知ることができ、すばらしく思いました。スピーチをいただきましたお二方には、お忙しい中、ご快諾いただきまして誠にありがとうございます。

(基調講演レポート中川貴照)

3. 東日本大震災被災地レポート 幹事 山田裕司  チャリティー企画の紹介 幹事 山本充彦

4.新入会員紹介

5.懇親会 乾杯の音頭とご挨拶 副代表幹事 上田富三

 

6.閉会のご挨拶 代表幹事 安田豊

 

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